2012年12月28日金曜日

衆院選での民意

[記者・藤原]

民意はときに暴力的ですらある。先の選挙で自民に奈落を覗かせ、それでもかつかつ三桁の数を与えて反省を促した。ところが今回民主には、先の五分の一にも届かない二桁の数しか与えなかった。センセイの質の悪さは際立ってはいたが、それにしても、である。大勝の自民は結果の凄まじさに悦ぶより慄き、健闘の維新はこれほどの流れに掉ささないようにと腰が引ける。お客様は神様ですといった人がいたが、センセイにとって民意は神様。阿れば身が持たないし、逆らえば祟りが怖い。その怖さを一度味わった自民は、サジ加減に夜も眠れぬほど悩むのだろう。



2012年12月26日水曜日

今年も近づいてきましたが

[記者・杉本]

 大みそかになると、毎年我が家ではテレビをめぐって小さな文化的摩擦が起こる。クラシック一家に生まれてマリンバ演奏を今も趣味で続けている夫と、コテコテな大阪人の家庭に育った私。お笑いや旅行番組など、普段好むテレビ番組はほぼ同じなのに、一年の締めくくりという気分がそうさせるのか、大みそかの夜だけはジルベスターコンサートと紅白を互いに譲れない。結果、違う部屋で過ごしている。一人で別の部屋に行く夫の背中を見ると寂しい気もするが、紅白を見ない方がもっと寂しい。ストレスは少なめに、が夫婦円満の秘訣。



2012年12月20日木曜日

衆院選が終わって


[記者・冨尾]

3年ぶりの衆院選、選挙前から世論調査で自民党圧勝と言われていた。たかが自分の1票で何が変わる?と思いつつ、さて誰に投票しようかと考え、気づいた。
所属政党を変えた候補者が多いことに。当選だけを目的にしているとしか思えないし、もちろん政治理念が一貫していないのはいわずもがな。問題が山積みの日本、「待ったなし」の政治はどうなるのだろう。




2012年12月19日水曜日

ただいま大掃除中

[情報センター・山下]

 いよいよ年末。コミュニティ事務所は来週いっぱい開いていますが、時間のあるときに、できるところから掃除を始めています。
 これはエアコンのお掃除中。何やら手術中のような雰囲気でしょ。あちこちきれいになって、新しい年を迎えるぞ!



無事に年を越せる幸せ

[記者・浅利]

 年賀欠礼の葉書に、私と同じ年の奥様が病気で亡くなられたとあった。無念なお気持ちを思い、しみじみとため息が出た。今年一年、整形外科のお世話になることはあったけど、無事に年を越せる。それだけでも幸せなのだ。心配事や、煩わしいことがあるのも、生きている証。来年がどんな年になるかは神のみぞ知る。小さな幸せを大事にしようと思う。



2012年12月13日木曜日

ピアノ演奏会を取材して


[記者・横山]

「何かを始めるのに遅すぎるという事はない」。先日取材したケアハウス美和文化祭での入居者さんによるピアノ演奏会は、この言葉通りの場面だった。
 89歳を筆頭に3人の演奏者は、それぞれ8年前や3年前に入居後、初めてピアノの鍵盤に指をのせた人達。
「水色のワルツ」や「北国の春」の演奏では、観ている人らが演奏に合わせて合唱。ここでは「もう、歳だから何もできない」は通用しないよう。来年への英気をもらいました。





2012年12月12日水曜日

子ども達に生き抜く力を!

[記者・四ノ宮]

子供達のサバイバル力を育てようという試みが南消防署で始まった。これは火災や災害から子供を守るアメリカの知恵を紹介した長谷川祐子さんの冊子をもとに、ママさん消防士山本さんが取り組んでいるもの。万が一火災に遭って服などに火がついた時は「止まって、倒れて、転がって」体についた火を消す。体で覚えた事は忘れないだろう。アメリカでは火災になった家からの大脱出を子供達に教えるという。子供が1人で災害に遭う可能性も大きい。子供自身が生き抜く力をつける時代になったようだ。



2012年12月7日金曜日

まだ懲りない自治体のハコモノ

[記者・高橋]

 堺市が、25億円かけて千利休などをテーマにした文化観光施設を造る。堺の歴史文化を発信し観光誘客を図るのが目的。だが、コスト(施設管理費・運営費)の試算や収支計算に基づいた維持管理計画もなく、資金計画もない。ないないづくしでも税金と借金で施設はできる。で、ほかを見ると年間40万人が訪れる大阪市の人気博物館「キッズプラザ大阪」が、赤字の施設はいつまでも続けられない、と閉館を検討中だ。堺市は直ちに施設の投資効果を真剣に検討すべきだ。造るのはそれからでも遅くない。



2012年12月3日月曜日

マイクをまわさないで


[記者・冨尾]

イベントなどの取材で「コミュニティさんからも一言お願いします」と、マイクが回ってくる時があります。子供の頃から人前で話すのが苦手で、大人になってからも緊張して心臓が爆発しそうなのは変わりません。文章を考える頭も、笑顔だった顔も一瞬にしてフリーズ。そのため、気の利いたコメントなど言えるはずもなく、極力手短な挨拶になってしまいます。いつも話し終えると自己嫌悪に陥りながら、他の人の流暢な話し方に拍手を送り羨望の眼差しを注いでいます。