2013年8月30日金曜日

産技研を取材して


[記者・冨尾]

 和泉市あゆみ野の地方独立行政法人大阪府立産業技術総合研究所が開催した子供対象の工作・実験教室を取材した。
 トリヴェール西部ブロックにひときわ目立つ近未来な建物の中は、これまた最先端な機器や設備のオンパレードだった。150人の研究員(博士)が、製品開発や技術支援など年間7万8千件の相談に答えている。また和泉市・堺市・東大阪市と包括連携協定を結んで、中小企業を支援している。
 見るもの・触れるもの全て初めての物ばかりで子供のように興奮した私だったが、理科系に疎いため、質問も小学生レベル。実験を真剣に食い入るように見つめる子供達と共に半日過ごし、きっとこの中から未来の博士が生まれるのではと期待している。興味のある方は、来年参加してみては。





2013年8月28日水曜日

去年どおりが思い出に

[記者・高砂]

夏休みの週末、毎週どこかで行われた夏祭り。そのお知らせ記事を書くために、毎年関係者に電話取材させてもらう。
よく言われるのが「去年どおりやねぇ」。
今のままで十分、という自負と、代わり映えしなくて…という照れが垣間見える。
今年もいくつかお祭りを巡って、「去年どおり」を地道に続けるのは大変なパワーなのだなと感じた。金魚すくいにかき氷、ゆれる提灯、盆踊り――子どもたちの夏は去年どおりにかかっている。


2013年8月26日月曜日

「防災の日」を前に

[記者・箕浦]

 南海トラフ地震の被害想定を最近のニュースでよく耳にします。曰く、マグニチュード9・0、高知県某所で津波の最大想定が34メートル、大阪湾でも6メートルで大阪・梅田は2メートルの浸水で地下街の水没も予想される、等々。
幸いにも泉北周辺は津波の被害は免れる可能性は高いが、何か、「オオカミが来るぞ!」のたぐいに近いように思います。行政には最大被害想定に基づく予防措置で過大な予算化をせず、住民に身近な災害に備えた妥当な施策をお願いしたい。
いずれにしても「自分の命はまず自分で守る」を原則に、有事の際、家族はどう対応するのかを決めておく必要があると「防災の日」を前に、痛感します。 



2013年8月22日木曜日

小学校と高齢者施設が同じ敷地にあれば

[記者・横山]

夏休みを利用した小学生が逆瀬川デイサービスを訪れ、ご利用者と一緒に楽しんだ英会話レクリエーションを取材。利用者さんは子ども達がいるだけでいつもより笑顔がいっぱいと、職員さん。
その帰り、建て替えのために更地になった高倉台小学校を通り、広大な敷地を写真に収めながら、小学校と高齢者施設が同じ敷地にあったらいつでも交流ができ、どちらにとってもいいのにと、思いながら帰途についた。



2013年8月21日水曜日

とにかく暑い


[記者・杉本]

 暑い。とにかく暑い。 それなのに愛車のエアコンの調子が悪い。元々暑い盛りだと、泉北一号線を一駅分走ってようやくきく位だが、二駅分走ってまだきかない。そうすると泉北担当なので、涼しくなる前に取材先に到着してしまう。仕方なく窓を開けて走るが、最高気温37度の酷暑、アスファルトの道路からドバイに来たかと錯覚するような熱風が吹き込んでめまいがした。
 帰宅後すぐエアコンをつけて休んだ。節電やクーラー病のことなどを考えるが、やはり気力で耐えられる範囲には限界がある。皆さんもご無理なさいませんよう。





2013年8月19日月曜日

高2の夏のこと

[記者・四ノ宮]

 はるか昔の気がするが、高2の夏休み、友人の父親に海に連れて行ってもらった。
 ボートで沖に出たところで、私だけ「ここから泳いで帰る」と無謀にも言い張り、平泳ぎで岸をめざした。今テレビでよく聞く離岸流の影響か、岸は見えているのに、一向に近づかない。焦る気持ちをおさえて、岸を目指した。たどり着いたときはクタクタで身動きできなかった。これに懲りて、それから海に入るときは必ず浮き輪を着用した。
 水の事故を防ぐ大きなポイントは本人の注意深さだと思う。



2013年8月15日木曜日

人生の締めくくり方

[記者・黒田]

「私○○は○月○日死去いたしました」ご自身の死を知らせるハガキが届いた。学生時代、アルバイトでお世話になった人で「今年こそ老人ホームに会いに行こう」と思っていた矢先だけに、ショックだった。病で死が近いことを悟り、宛名書きも自筆で用意していたという。合理的で潔く、縁のあった人を大切にする、いかにも彼らしいやり方。一緒に写した写真を見ながら、改めて、人生の締めくくり方を考えさせられた。合掌。



2013年8月7日水曜日

駅前で本が借りられたらいいな

[記者・高砂]


 母校を退職された恩師が講演すると聞いて高槻へ。会場は駅に直結した便利な場所で、併設の無人図書コーナーに本好きの血が騒いだ。室内は自動車文庫の固定版といった感じで、ATMに似た端末で予約本の受け取りや返却ができる。近隣地域の図書館も、開館延長・駅前返却ポスト・広域利用開始など本当に利用しやすくなったけれど、いつか通勤帰りに駅前で本が借りられるようになればいいな、と思った。


2013年8月1日木曜日

神様がくれた時間

[記者・河盛]

 「毎日がアルツハイマー」というドキュメンタリーを見た。映画監督の関口祐加さんが認知症の母親との実際の暮らしを撮ったものだ。監督家族の日常がありのままに描かれており、自分に重ねて介護する側、される側のことを改めて考えることができた。
 映画中で、アルツハイマー病は「多幸症」とも言われていて神様が老いて訪れる死への恐怖やいままで抱えた葛藤を忘れさせてくれる時間なのだという専門医の言葉が深く印象に残った。