2015年6月25日木曜日

自転車の傘差し運転は

[記者・野木]

 改正道路交通法が6月1日から施行された。自転車の運転に関して、信号無視などの危険なルール違反を繰り返すと、公安委員会から自転車運転者講習の受講が命ぜられる。それを受け、黒山署では住民から傘スタンドを使用しての傘差し運転について、問い合わせが多く寄せられた。運転者の視野が妨げられるなど、違反の可能性があるので、使用を控えるように説明。紫外線防止や雨の日などに使用していた人は、注意してほしいと。

2015年6月24日水曜日

物置を片付けて

[記者・杉本]

 ふと思い立ち、物置の片付けをした。そこはパンドラの箱だった。「もったいない」という呪文で封じ込められていたモノが、次から次へと出るわ出るわ。若かりし頃のバッグやスーツ、通販の健康器具、一時凝った趣味の道具。過去の自分の欲望が怨霊となって襲い掛かってきた。しかし、ひるむことなくモノを手放し、処分した。スッキリした空間を前に思った。今まで何をため込んでいたんだろう。文字通り、憑き物がおちたような気分だった。

2015年6月22日月曜日

「継続は力なり」

「記者・藤原」

 絵でも習うか、と知人を誘った。早速知人は教室を探し、週1回のペースで通いだした。言い出しっぺの私は、スタートラインに着くことなく頓挫。縦横の線や円、楕円の書き方から教わったという。以来十年。知人は今年、県展に油絵を出品、入選するまでになった。言い古された「継続は力なり」という言葉がピカピカになって甦った。継続や努力とは縁遠い私には、継続できることや努力できることは一つの才能なのだと思えてきた。

2015年6月18日木曜日

十津川を訪れて

[記者・横山]

 先々月、所属している写真教室の撮影会で奈良県吉野郡十津川の「21世紀の森・紀伊半島森林植物公園」へ。120種類のシャクナゲが満開で桜の花との競演が見事だったが、道中の山々には2011年8月に発生した紀伊半島豪雨被害のあとが多く残り、その甚大さに驚き。道路の造成など工事も進んでいたが、木々が斜面になぎ倒されたままの手つかずの場所も多く、心が痛んだ。

2015年6月15日月曜日

読みやすい文章とは

[記者・浅利] 

「祖母が花を見て“きれいね”の一言を、私は聞いた」―こんな読みにくい文を見かけませんか。「見て」を「見て言った」にするとスッキリ読みやすいのに。読みやすい文を書くのは記者の基本。主語を迷子にしない、話し言葉をダラダラ引用しない、記事は感想文ではない等々。記者になったばかりの時、上司から教わったことです。10年目の今、もう一度肝に銘じています。

2015年6月11日木曜日

人とのつながりが生きがいに

[記者・冨尾]

 取材でお会いした方と久しぶりに再会したら、足取りもおぼつかず、髪も真っ白になって、以前の元気な姿とは全く別人のようだった。しかし、地域のボランティア活動には従事していると微笑んだ。病気を患いながらも、ボランティア活動を続ける90歳代、80歳代の方とお会いすることは多い。活動だけでなく、人とのつながりが生きがいと。病気でふさぎ込むのでなく、さらに前向きな姿勢がまぶしかった。    

2015年6月10日水曜日

お世話になった方の急逝を聞いて

[記者・黒田]

 5月末、金剛駅構内のツバメの巣を確認に行き、ツバメの巣作りを応援していた店舗のご主人が亡くなったことを知った。ツバメの到来を待たずして急逝されたらしい。懸命に子育てする親鳥に感心し、撤去されてもめげずに巣作りする姿に、目頭を熱くされていた。仕事そっちのけで、飛び交うツバメを一緒に見たのが懐かしい。ご冥福をお祈りします。

2015年6月8日月曜日

大阪大谷大学の図書館を取材して

[記者・ 野木]

 大阪大谷大学の図書館を取材。貴重図書を閲覧する機会に恵まれた。保管も良好な与謝野晶子や石上露子の書簡をじっくりと見せてもらった。字面を目の当たりにし、現代とは違う続け字に、聡明な女性の情感を感じた。凛とした空気感の中で、時が止まったような感覚を覚え、日本人としての誇りを感じた。デジタル化が進む中、貴重図書もネットを通して閲覧できる。利点も大いにあるが、やはり実際に目に触れた時の感慨に勝るものはないと思う。

2015年6月4日木曜日

白内障の手術を

[記者・高橋]

 昔から眼は良かった。しかし、寄る年波には勝てず免許更新の視力検査がぎりぎりセーフ。夜間運転で対向車のヘッドライトや前車のブレーキランプが眩しくその灯りの周辺が見えにくい。晴れた日も薄暗く見える。ゴルフでは打ったボールの落下地点が見えない。それで思い切って1月に白内障の手術を受けた。術後の経過は順調で裸眼視力が1.2まで回復。夜の運転も安心。そう、世の中捨てたものじゃない。ドクターや看護師さんにも感謝。

2015年6月3日水曜日

カラオケの採点機能

[記者・杉本]

 テレビの番組でカラオケの採点機能を使って競うことが増えたように、採点機能はカラオケの楽しみ方の一つになった。採点では音程やリズムの正確さに加え、抑揚やビブラートなどのテクニックも評価され、総合的に得点がはじき出される。
 私も愛好者の一人で、90点台後半を普通に出せる。が、テクニックがあることと人が聴きたくなる魅力があることは全く別の次元の話だ。歌の上手い人がごまんといる中、プロになれる人、ましてやヒット曲に恵まれる人は極わずかだ。残念ながら、採点機能は何が違うのかまでは示してくれない。



2015年6月1日月曜日

日本海軍の難問奇問

[記者・藤原]

 阿川弘之が『大人の見識』のなかで日本海軍の試験にまつわる難問奇問をいくつか紹介している。そのひとつに「ここに五匹の猿がいて六つの菓子がある。菓子に一切手を触れず、五匹の猿に平等に分け与えるにはどうするか」というのがある。「わかりません」と答えると、試問官が、「分からなければ教えておいてやるが、これをむつかしござるという」と言ってニヤリとしたとか。「難しござる=六つ菓子五猿」。