2015年8月27日木曜日

終戦記念日に思う

[記者・羽鎌田]

 8月15日、孫たちと一緒に久しぶりの天王寺動物園・ナイトZOOに行ったが、すごい人だった。昔に比べ匂いは感じなくなったが、動物たちを囲う柵や岩が高すぎ、子ども目線では動物が見えない。もう少し工夫が必要か。この日は終戦記念日。聞くところによれば終戦前、万が一の場合、動物が危険だということで、殺処分されたという。孫たちも園内中央の動物慰霊碑の前で手を合わせていた。動物たちもさぞ無念だったと思う。

2015年8月26日水曜日

「国防」

 [記者・藤原] 

 安保関連法案の騒動が分からない。憲法9条があるから平和が保たれている、というのはもっと分からない。非武装中立を真顔で語るのも分からない。他国が日本の領海、領土を侵したとき、「控えよ、この憲法9条が目に入らぬか」と大見得をきれば、土下座して退散するというのか。「天下万民の安寧は強い力で守られる」のが古今東西の常識だ。

2015年8月24日月曜日

盆踊りの記憶

 [記者・冨尾]

 引っ越しが多かったせいか、新興住宅地で育ったせいか、子供の頃、夏祭りに参加した記憶がない。夏休みに子供会で、河内音頭や泉北音頭の踊りの練習をしたという編集部スタッフに驚いた。また取材先で、河内音頭が演奏されると、そらで歌詞を歌い、踊り出す高齢者たち。「体が覚えているから勝手に動く」と。取材先で出会った浴衣姿の子供達も、いつか笑顔で思い出す日が来ますように。

2015年8月19日水曜日

父の友人との思い出

[記者・杉本]

 その時は分からないが、振り返った時に有難さが分かることがある。私は父の友人との思い出がそれだ。おじさんがうちで肴を作って父と楽しく飲むのが常で、私はしばしば余興でカラオケを歌わされた。おじさんが毎度のように、声は張り上げるのではなく体に響かせろ、マイクは離して声のエッセンスだけのせろ等、無茶を言うので随分と困惑させられた。おじさんはぴんからトリオの並木ひろし。作曲した「女のみち」は歴代3位の420万枚を売り上げた。どんな時でも、本物のプロには真剣勝負しかないと教えてくれた。


2015年8月13日木曜日

自治体の決算に赤字なし

[記者・高橋]

 堺市の34年連続黒字決算は取り立てて自慢するほどのことでもない。自治体の決算は余程のことがない限り赤字にならないらしい。歳入はかために、歳出は多めに見積もったうえで「歳入=歳出」の予算をたてるので、普通に予算を執行し会計を締めれば必ず余りが出る。結果として黒字になるという。といって、自治体の事業が全部黒字という訳でもない。例えば、支出が収入を4億円も上回る新堺市民会館事業は、市がどう取り繕おうとも赤字だろう。

2015年8月10日月曜日

子どもの自覚と行動を妨げる行動とは…

[記者・浅利]

「冷房しているからドアはちゃんと閉めて!」と子どもに言いつつ、待ちきれずに自分で閉めた経験ありませんか?取材に訪れたある施設でもそんな場面が。近くにいた私がさっさと閉めようとしたら「待ってください」と止める声。スタッフが根気よく子どもの行動を待っていたのだ。大人の先回りは、子どもの自覚と行動を妨げる。分かっちゃいるけど…待ちきれない。

2015年8月6日木曜日

消えゆくラジオ体操の風景

[記者・羽鎌田]

 先日20年以上続けられている陶器山のラジオ体操を取材した。ラジオ体操といえば、夏休みになると学校とか公園などで、子どもたちが毎朝元気なかけ声で体操していたものだが、最近は少子化で子供会が無くなったり、ラジオ体操会場周辺の家から騒音として苦情が出たりで、あまり見かけなくなった。福岡では新設幼稚園が子どもの声がうるさいと建設反対されたり、もう少し〝地域が子どもを育てる〟という気持ちにならないかと思う。

2015年8月3日月曜日

金剛団地の盆踊り

[記者・高砂]

 子ども時代を過ごした、とあるニュータウンは、金剛団地と雰囲気が似ている。当時は悪童が町にあふれ、町も住民も若かった。夏休み間近になると盆踊りの練習が始まり、「友達と夜の外出」という非日常に心躍らせた。40年前の金剛団地にも同様の光景があった、と金剛地区盆踊り実行委員会の芝辻善四郎さん。今では、盆踊りの練習に子どもの姿を見ることは少ないけれど、3日間の盛大な盆踊りは健在で、今年も大勢がウキウキと集まって来るだろう。