2015年9月30日水曜日

問題だらけの東京五輪組織委員会

[記者・冨尾]

 新国立競技場に続き、五輪エンブレムの白紙撤回騒ぎ。何の問題も起きなければ、知らないままだったことが多すぎる。デザイナ―の応募資格や、選考過程、組織委員会、費用問題など。そしてエンブレム発表イベントに7千万?競技場問題の損失62億?桁が想像以上に大きすぎて一般市民の私には理解不可能。世界からも批判を浴び、巨額の損失を抱かえた東京五輪を組織委員会は、どう考えているのか。戦国時代なら間違いなく、切腹もんですよ。 

2015年9月24日木曜日

星の生徒たち

[記者・高砂]

 大阪陸軍幼年学校のこぼれ話。関西弁が幅を利かせる同校は標準語志向だったようで、言語修正係を置いて言葉遣いを注意した。「あかへんは止めろ」「あかへんなんて言ってへん」という笑話が伝わる。軍事一辺倒とも違う人間らしい学校生活は、現代にも通じるところが多い。それでも、人材が軍に流出せざるをえなかった時代の影が、子どもたちの進路選択を狭めてしまった。そんな時代は二度といらない。

2015年9月23日水曜日

仏像の指

[記者・藤原]

 奈良国立博物館での白鳳展に行った。薬師寺の聖観世音菩薩立像や月光菩薩立像などを前後左右から見ることができた。ながめながら不思議に思った。どうして仏像の指は人と同じ5本なのか。7本指などの仏像はないのだろうか。多くの手や顔を持つ仏像はあるのに。仏像の指は5本という決まりでも。ただ知らないだけで、何処かにそんな仏像があるのだろうか。

2015年9月22日火曜日

信太の森のふるさと館を訪れて

[記者・横山]

 和泉市在住の今岡一穂さんが市に寄贈した、「葛の葉伝説」をテーマに描いた屏風の取材のため、信太の森のふるさと館を訪れた。信太の森は、枕草子に「もりは信太の森」とあるほどの平安時代から国内を代表する神話の森。同館がある鏡池史跡公園は、まさに葛の葉伝説の舞台。真夏の日を受けた深い緑の木々に囲まれた鏡池のふちに立っていると、森の中から葛の葉と安倍保名(あべのやすな)が現れるような錯覚に。今岡さん作の屏風は好評につき展示期間を延長。10月4日まで鑑賞できるそうです。

記事に込める思い

[記者・浅利] 

 脚本家の倉本聰さんが「疑問や怒りを表に出して書くと視聴者にソッポを向かれる」という趣旨をエッセーに書いていた。ドラマを貫くコンセプトを固めた後に思いを込めたからこそ、名作「北の国から」が誕生した。記事を書く際も、反発や共感を伝えたいがゆえ、自分の中で消化不良のまま書くと言葉が空回りする。ドラマとの共通点を見つけて、納得した。

2015年9月17日木曜日

迷子のインコ

[記者・黒田]

 最近「インコがいなくなりました。心当たりの方ご連絡を」という電話が読者から相次いでいる。全て手乗りインコで、よくなついているらしく、飼い主はとても心配している。手乗りでも逃げ出したくなるのだろうか。外の世界を見てみたいのだろうか。秋の風がインコ達を呼んでいるのか。それとも…。我が家の小桜インコ「ポンちゃん」にそっと聞いてみた。

2015年9月16日水曜日

お膝送り

[記者・高橋]

 懐かしい日本の言葉辞典で「お膝送り」という言葉を見つけた。茶席がほぼ満席になり、まだもう一人二人客がいるとき亭主が「お膝送りをお願いします」という。客はすこしずつ膝を送り、詰める。そのつもりになればずいぶん場所を詰めることができる。混んだ電車の7人掛けの座席に、ほとんどの人がゆったり6人ですわっている。気づかないのか、他人のことは知らぬふりか。「お膝送り」で、もう1人はゆうに座れるのに。

2015年9月14日月曜日

平和を求める一人として

[記者・箕浦]

 70年前の夏、日本で何があったのか、答えられない若者が多いという。メディアによると大きな出来事があってから60~70年の経過で出来事の教訓が忘れ去られる傾向があるという。確かに、悲惨な戦争を経験し、「平和の尊さ」を語れる人々がいなくなり、外圧への対応を軍事力に求めようとする「勇ましい政治家」の声がこのところ大きくなってきた。戦後生まれの私としては、政治家の皆さんに、「地道な外交努力での平和維持」、思ったこと、感じたことをそのまま発言できる「表現の自由」の維持・推進を、心の底から平和を希求する一人として願いたい。 

2015年9月7日月曜日

『アイリッシュちんどん』

[コムネット・村木]

 9月13日に河内長野ラブリーホールで世界民族音楽祭が催されます。今年のテーマは『世界を旅するように奥河内を歩こう!』ということで、たくさんの楽しいワークショップが開催されました。私が参加したのは、堺市でおなじみKnitのケンケンさんこと上沼健二さんの『バウロン』(アイルランドの太鼓)と『スプーンズ』(スプーン2本を打ち合わせる)のワークショップで、何でも音楽祭東京には、河内長野駅周辺を、アイルランドのちんどん屋として歩くそうです。今回はフィドルを弾くケンケンさんにバウロンをたたきながら、歩く練習、初めてながら太鼓の面白さを満喫しました。当日はフィドル、フルート、ティンホイッスルなんかも登場、楽しいイベントになりそうです。なんとか晴れてほしいです。ぜひ、みなさん見に来て下さいね。

2015年9月3日木曜日

スカイプでの遠隔授業を取材して

[記者・野木] 

 バングラデシュで働く青年海外協力隊員の方と狭山高校の生徒がスカイプで遠隔授業を行った。同校では2年前から実施されている試み。海外に在住の隊員の映像と生の声が聞け、現状を寸時に把握することで、国際問題を身近に感じることができる。この経験を生かし、将来企業から青年海外協力隊に参加する生徒もいるかもしれない。将来の可能性が拡がる試みを積極的に取り入れることが、教育において大切だと思う。