2013年9月4日水曜日

このような学校があれば

[記者・藤原]

 小学時代はランドセルを廃止し、教材は全て机の中。手ぶらで登下校し、長期の休みも含め宿題はない。勉強は授業だけで、英語教育などもってのほか。ひたすら体力増強に努める。試験と名のつくものは一切ない。中高では代替として、各自が定めたテーマごとにレポートを提出し。書茶花道を必須とし、音楽美術の枠を充実させ、体育の部活を義務付ける。携帯電話は下校時まで保管庫に。入学試験は言葉遣いと行儀。中高で作文を追加。このような学校ならどうだろう。適齢期のわたしなら逡巡しただろうが、いまのわたしなら迷わず入校を希望する。ただ、教えられる側は無論のこと教える側の質も問われ、「でも、しか」先生では務まらない。「銀の匙」で6年間、国語という授業をおこなった灘の先生のような信念と情熱と力量を備えた人を多く必要とし、そのことが開校の最大の課題になる。


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