2014年4月30日水曜日

次が待っている

[記者・高砂]

 息子が卒業した高校で、PTAによるPTAのための大学受験報告会があった。笑った人も捲土重来(けんどちょうらい)を期す人も、春を迎えるまでには様々な家族ドラマがあったようで、来年同じ体験をするお母さんに向けて心のこもったアドバイスが続いた。受験というと、それだけで否定的な向きもあるけれど、巣立ちの前に家族全員で取り組める最後のイベント。貴重な体験を、次の人は待っています。

2014年4月24日木曜日

「想定外」の出来事とは

[記者・藤原]

 「日本沈没」を再読した。40年ほどまえの作品にもかかわらず、阪神大震災や東日本大震災で起きた「想定外」と同じような出来事が随所に描かれている。データを頼りに想像の翼を拡げたもので、荒唐無稽ではない。作家の想像力は、かくも果てなきものかと、驚きを通り越して呆れてしまう。学者とは「分かっていることしか言わない人」なら、これからも「想定外」は度々現れるだろう。

2014年4月21日月曜日

冷蔵庫の大掃除

[記者・冨尾] 

 増税1週間前にあわてて、冷蔵庫と洗濯機を買った。嫁入り道具として持ってきた冷蔵庫に、長年の労をねぎらって最後の大掃除をしたら、消費期限切れの物が出てくるわ出てくるわ。小柄な私にとって、冷蔵庫の最上段はブラックホールと化していた。もちろん、冷蔵庫や洗濯機をどかした床に長年のほこりが積もっていたのは言うまでもありません。新しい家電と共に心機一転、「できる主婦」をめざそう。

2014年4月17日木曜日

ビッグアイのロックフェス

[記者・横山]

「明日、ビッグアイで大きなフェスがあるけど取材に行けへんの?」
大学でバンドを組んでいた次男の言葉で初めて知ったロックフェス。翌日の日曜、アポなしのまま取り急ぎ会場へ。会場に入り驚いた。いすが取り外された多目的ホールを隙間なく埋めた若いファンが、照明に浮かんだバンドの演奏に熱く手を振り上げ熱狂。全国から3千人が集結したそう。魅力あるイベントの今後も期待。

2014年4月16日水曜日

泉北再生で残してほしいもの

[記者・浅利]

 泉北ニュータウンでは地元で桜が存分に楽しめる。大きな公園だけでなく、身近な住宅地の一角にも見事に咲き誇る桜がある。今後進む泉北再生の過程でも、ぜひ残してほしいと思う。先に再生中の千里ニュータウンでは、団地が高層のマンションに変わっても、桜並木がそのまま残り、新旧の住民双方が桜の季節を楽しみにしている。

2014年4月15日火曜日

キャットシッター

[記者・黒田] 

 ベビーシッターならぬ、キャットシッターを仕事にする女性を取材した。生来、猫が好き。猫から学ぶことが本当に多く、一目置く存在と言う。食事や排せつは、自分できちんとコントロール。子育ても、ある時期が来たら上手に子離れ。飼い主ともつかず離れずの絶妙の距離感を保つ。猫を飼ったことがなく、昔から犬派の私だが、女性のキラキラしたまなざしに「猫っていいかも」と。

2014年4月10日木曜日

子供が犠牲になる事件

[記者・杉本]

 子供が犠牲になる痛ましいニュースは、誰が聞いても悲しく嫌な気持にさせられる。中でも、未熟な親やひどい親が起こす事件には胸が悪くなる。
 親になることは簡単だ。体が成長して相手がいれば、時に望むと望まざるにかかわらず親になることだってある。でも、親であることは難しい。子供を守り育てる意思で行動することが親であることだからだ。
「難しくて親ができないなら、できるようになるまで国に預かってもらいなよ。子供は国の宝なんだから。」画面に向かってつぶやいてしまう。

デイサービスの取材で・・・

[記者・野木]

 生きがいデイサービスでレザークラフトを教えている「あとりえ・とうこ」の寺尾とう子さんを取材した。快活な方で、前向き。70代にして信州まで1人で車を運転されるほどのパワーの持ち主だ。自身も2人の親を介護して、途中何度も辞めることを考えたが、周りの励ましで続けてこられた。そのお返しの気持ちで、今は老健施設などで、ボランティア活動に取り組んでいる。教室では、笑い声が絶えないほど、楽しく和気合いあいと活動されていた。見習いたいと思う。

2014年4月7日月曜日

深夜の公園を巡回して

[箕浦]

 自治会の役員20人位と一緒に、毎月1回、深夜、周辺の公園や道路を巡回し、迷惑行為の監視や街路灯の点検等を行なっている。3月の巡回はちょうど中学校の卒業式当日にあたり、はめを外したい中学生の存在を予想した。案の定、2つの公園で集団にでくわした。そのうち一方に明らかに飲酒し、顔を赤らめている中学生が数人いた。我々の注意にも全く恥じる気配もなく、突っかかる者までいたのには大変驚いた。子供たちのモラルの低下もここまで来たかと思うと同時に、大人が子供たちにもっと関心を持って行動を見守り、また模範になるよう心がけることで、社会全体のモラルアップを目指したいものだ。

2014年4月3日木曜日

「生きざま」


[記者・高橋] 

 5年前に、橋下知事(当時)の応援で初当選をした竹山市長が、橋下氏と袂を分かって戦った2回目の市長選などについて、自身の行動や思いを詳細に記したという「訣別 橋下維新を破った男」を出版した。市長は「私の生きざまを綴った」と胸を張る。が、これにはどうしても後味の悪さが残る。大のおとなは自分から「私の生きざま」などと言いたてたりしないし、そもそも日本語には「死にざま」という言葉はあるが、「生きざま」なる奇妙な言葉は本来なかったはず。

2014年4月2日水曜日

桜の植樹で子どもたちが学んだこと


 [記者・冨尾]

 先日、桃山台小学校の桜の植樹を取材した。植樹後、子供達は、一人ずつ感想を述べたが、しっかりと自分の意見を自分の言葉で言う姿はたのもしく、微笑ましかった。病気にかかっている桜を実際に公園に見に行き、桜のことを調べ、そして植樹を行っている。教科書でなく、実際に自分の目で見て、手で触れ、学んだことは心に残るだろう。「枝につぼみがついていた」と、目を輝かせて教えてくれた子供の顔が忘れられない。