2015年12月28日月曜日

健康寿命

 [記者・冨尾] 

 取材先で、大阪府が平均寿命と健康寿命ともに、全国平均を下回っていると聞いて驚いた。健康寿命とは、介護を受けたり病気で寝たきりになったりせず、自立して健康に生活できる期間のこと。調べてみると、平成22年度の大阪の健康寿命は、全国で男性が44位、女性が45位。取材をする高齢者は、お元気な方ばかりなので衝撃的だった。私も明日からウォ―キングを再開しようか。

2015年12月24日木曜日

福島では「始まってもいない」

[記者・高砂]

 子どもと離れて母だけでアロママッサージ。「あ~気持ちよかった」は我が家の話。低線量地域へ週末保養に訪れた福島県の親子の場合、のびのび外遊びする子どもから離れ、つかの間アロマを楽しむ時間は特別なものだったよう。福島へのボランティアバスに参加して、今は静かな相馬市の海や増え続ける除染廃棄物の山を前に、「原発事故のあった福島では復興はまだ始まってもいない」という言葉が重く響きました。

2015年12月23日水曜日

和泉市庁舎は現地建て替えに

 [記者・箕浦]

  和泉市庁舎は現在地建て替えの方向が11月15日の議会で決定した。住民投票で示された住民の意思とは逆の結果となった。今回の投票で気になったのは移転先として擬された「元住宅展示場跡(和泉中央)」の地元、いぶき野の投票率が約27%(和泉市平均約49%)と極端に低かったこと。生活に密着しそうな話題なのに地元住民にも関心が広がらなかったわけで、住民投票までする必要がなかったということか。市長や、市議の皆さんには「当事者意識」をもって市民目線で課題に取り組んでいただきたい。

2015年12月21日月曜日

堺市は阪堺線支援の見直しを

[記者・高橋]

 堺市は、阪堺線への10年50億円支援の5年目の中間検証で、阪堺電軌は1・3億円の収支改善を実現し乗客増加目標の7割を達成した、と成果を強調する。しかし、改善の実態は大阪市内線の人件費などが1・3億円減っただけ。赤字会社なら当然の経費節減で堺市の支援効果ではない。しかも同路線では収益の要である肝心の運賃収入は減少した。一方、乗客増加目標の7割を達成しても堺市内線は2億円の大赤字で支援前と大差ない。市はこれら収益構造の実態を直視し、支援を見直すべきだ。

2015年12月17日木曜日

干し柿の思い出

[記者・岩谷]

  祖父はよく、干し柿を作ってはプレゼントしていた。行きつけの碁会所や近所の医院、家に来るヘルパーさんなど、出会う人すべてにあげていたように思う。出来立ての干し柿は柔らかくとても美味しかった。祖父亡き今、渋柿が売られているのを見ると懐かしくて少し切ない。甘い味と共に思い出すのは祖父の笑顔。いつしか自分で作るようになった。他の誰かにも、干し柿と共に思い出してもらえているかも知れない。

2015年12月14日月曜日

2015年の印象深かった取材

 [記者・横山]

 2015年、印象深かった取材は、泉北高校生が文化祭で披露した戦争をテーマにしたお芝居。おりしも戦後70年。高校生の祖父母も戦争体験者ではなくなっている時代に突入していることも初めて知って驚き。舞台を作るに当たり、高齢者施設の利用者から戦争体験の聞き取りをして完成した芝居は素晴らしく、舞台を作ったことで戦争はけっして起こしてはいけない、と語る高校生たちの真摯な眼差しにも感動。

2015年12月10日木曜日

写真集出版の森さん夫妻を取材して

[記者・浅利]

 いろいろな方に取材でお会いして話を伺う。取材を通じて私自身が勇気や元気をもらうことも多い。それぞれが障害による生きづらさを抱えながら、助け合って写真集を出版された森さん夫妻を先日取材した。お人柄や家庭の温かさが、写真集からもお話しぶりからも伝わってきて、優しい気持ちに包まれた。読者の皆様に、そんな温かさを少しでもお伝えできていれば幸いです。

2015年12月3日木曜日

和太鼓を習い始めて

[記者・杉本]

 片岡鶴太郎さんといえば、今では画家のイメージが強い。その片岡さんが絵を描き始めたのは38歳の時。最初は絵筆の使い方がわからず、思い通りに描けなかった。普通そこであきらめるが、片岡さんは描きたいという一心でひたすら絵筆を握り続け、今の境地に達したそうだ。最近、私も娘と一緒に和太鼓を習い始めた。娘はあっという間に上達し、私はばちさばきに悪戦苦闘している。母の立場がないが、和太鼓は面白い。片岡さんを見習って、ばちを握る手を離すまい。

地域のニュースとは

[記者・黒田]

 コミュニティは地域密着の新聞。地域の様々なニュースをわかりやすく伝えているつもりだが時折、内容についてご指摘を受けることがある。「どういう基準で記事を書くのか?」。例えば個人を取り上げる場合、業績そのものより、その人が地域とどのようにかかわったかに重きを置くことも多い。全国区でなくとも、地域で輝く、地域を輝かせる人にスポットを当てたい、と。これからも地域が明るくなる情報、お待ちしています。

2015年12月2日水曜日

義務教育

[記者・藤原]

 義務教育はどうして必要なのか。何を目的に行うのか。9か年とする根拠は。義務を負うのは子どもなのか親なのか、それとも国なのか。教育委員会やPTAは必要なのか。公立の中高一貫校はありなのか。学校の序列化や過度の競争はどうしていけないのか。教育現場はどのようにおもっているのか。公表された各市の学力調査の結果分析を見ながら、そんな疑問がうかんだ。