2015年8月19日水曜日

父の友人との思い出

[記者・杉本]

 その時は分からないが、振り返った時に有難さが分かることがある。私は父の友人との思い出がそれだ。おじさんがうちで肴を作って父と楽しく飲むのが常で、私はしばしば余興でカラオケを歌わされた。おじさんが毎度のように、声は張り上げるのではなく体に響かせろ、マイクは離して声のエッセンスだけのせろ等、無茶を言うので随分と困惑させられた。おじさんはぴんからトリオの並木ひろし。作曲した「女のみち」は歴代3位の420万枚を売り上げた。どんな時でも、本物のプロには真剣勝負しかないと教えてくれた。


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