2015年3月5日木曜日

安全はタダ?

[記者・藤原]

 1ドル360円の時代、一時、アメリカ西海岸に居たことがある。ワッツ暴動から数年経た頃だ。有色の人がそこかしこでだらしなくたむろし、白色の人は治外法権の如き安全が確保された地域で暮らしていた。アルバイトの行き帰りにバスを利用していた私に、知り合いの日系人が忠告してくれた。「夜は特に危険だ。日本人は水と空気と安全はタダと思っているようだが、自分の身は自分で守らなければいけない」と。

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