2015年3月30日月曜日

「国旗」

[記者・藤原]

 国旗。幕末に薩摩藩が西洋型帆船を建造し幕府に献上する際、異国船と区別できるよう日の丸の幟旗を日本国の舟印にするよう申し入れ、幕府はそれを認め日本の総舟印に定めた。維新後、明治政府は日章旗の様式を決め、国旗とすることを通達。その後、日清戦争の勃発と同時に国民の間に普及し、軍旗である旭日旗と交叉させて掲げる家が多く現れたという。吉村昭の「ポーツマスの旗」にある。子どもの頃、物日によく見られた光景だ。

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