2015年12月21日月曜日

堺市は阪堺線支援の見直しを

[記者・高橋]

 堺市は、阪堺線への10年50億円支援の5年目の中間検証で、阪堺電軌は1・3億円の収支改善を実現し乗客増加目標の7割を達成した、と成果を強調する。しかし、改善の実態は大阪市内線の人件費などが1・3億円減っただけ。赤字会社なら当然の経費節減で堺市の支援効果ではない。しかも同路線では収益の要である肝心の運賃収入は減少した。一方、乗客増加目標の7割を達成しても堺市内線は2億円の大赤字で支援前と大差ない。市はこれら収益構造の実態を直視し、支援を見直すべきだ。

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