2015年10月28日水曜日

和泉市庁舎建て替え騒動に思う

 [記者・横山]

 「何でこんなこと(住民投票)になったんや」。和泉市庁舎を現地建て替えか、和泉中央への移転新築かの住民投票が決まり、住民説明会での参加者の素朴な質問。そして、移転は住民投票の3分の2以上の賛成が必要との和泉市長の表明に多くの疑問の声。市のシンボルとしてこれから建設される市庁舎の位置を市民の意志に委ねることが決まった以上、市長はしこりの残さない公平な、条例を越えた英断をしてほしい。

2015年10月22日木曜日

和泉市住民投票に際し公平な情報提供を

[記者・箕浦]

 和泉市庁舎新設場所は11月22日の知事選投票と同時実施する住民投票で決着をつけることになった。現在地建て替えが持論の市長は、移転するには3分の2以上の賛成が必要との見解を述べている。市民にとって“寝耳に水”の今回の問題を判断する材料を、行政は短期間で有権者に周知徹底しなければならない。2005年以降、府知事選、和泉市の市長選・市議選、全10回での和泉市の投票率は(07年市議選の50・1%を除き)50%を割っている。市長をはじめとした行政、市議は、「投票率が3分の2を上回ること」を目標に街頭や説明会場で公平な情報提供を頻繁に行い、盛り上げてほしい。それが市民にげたを預けた責任だと思う。

2015年10月21日水曜日

娘のクラブ発表会

[記者・岩谷]

 縁あって入学した学校で、すぐに音楽系のクラブに入部した娘は、毎日大きな楽器を抱えて電車通学している。平日も休日もクラブ、休む暇などない。夢中になるのは結構だが、果たして勉強は?と、ついそちらが気になってしまう。そんな折、クラブ発表会があり観に行ったのだが。正直、そのクオリティの高さに驚いた。どの生徒も真剣で、一生懸命。自信にあふれた演技の裏には大変な日々の努力が垣間見え、客席の親は簡単に涙もろくなってしまった。勉強も大事だが、もっと大切なことを、しっかりと頑張っているように感じた。

2015年10月19日月曜日

新国立競技場の建設で

[記者・箕浦]  

 新国立競技場の建設費用が高すぎるとして再度、設計、建設業者を決めるコンペが実施される。私は、いわゆる「アベノミクス」による円安・株高で大きな利益を得た自動車産業をはじめとした輸出関連企業や金融業界がもうけの一部を拠出して「企業体」を作り、建設費のすべてを負担する動きが出てくればいいなと思う。この「企業体」が建設監理のすべての責任を持ち建設し、完成後、国に寄贈すればいい。「不労所得に近い金」の一部を使って、何十年に一回あるかどうかの「国の大プロジェクト」にこうした形で貢献すれば、国民からの大きな喝采が企業に得られるのは間違いない。どうだろうか。

2015年10月15日木曜日

運動会の季節に思う

 [記者・冨尾]

 運動会の季節。我が子達が卒業した小学校は生徒の人数が増え、小学校の校庭などが手狭になり、去年から昼食を親子一緒に食べられなくなった。祖父母も集まる家族の一大イベントがなくなったと聞いて、さびしく思った。
 子供達の雄姿を見て成長を感じ、その感想を言いながらの昼食。得意気な子供に、目を細める父母や祖父母の姿。1位でなくても、組体操のてっぺんでなくても、子供の一生懸命さを讃えての食事はおいしいはず。
 私の小学校時代、デザートは決まってその年初めて口にする青みかんだった我が家。酸っぱい香りと共に、秋晴れの懐かしい日を思い出した。  

2015年10月13日火曜日

着物でお出かけを

[記者・野木] 

 子どもの卒業式や結婚式などで何かと着物を着る機会があり、ずーとタンスの肥やしになっていた着物や帯に親しむことが増えてきた。そろそろ着物が似合う年齢になってきたのかもと思ったりもして、これからはたまには着物を着てお出かけをと一瞬心がはやったが、実現できずにいる。やはり外出は洋服の方が楽ですものね。

2015年10月7日水曜日

さよなら ちびっこ広場

[記者・黒田]

 リニューアルで遊具が撤去されることになった、泉ヶ丘駅前のちびっこ広場。最終日に取材に行くと、遊具がなくなることを惜しむ声が多く、皆に愛された場所だったことを痛感。私も記者を始めた頃、「お母さんが仕事している間、ここで遊んで待っててな」と、息子と娘の子守を遊具に託していたっけ。お世話になりました。どこか別の場所で、また子供達の元気な声に包まれますように。

食欲の秋

[記者・杉本]

  娘はずっと食が細くて体が小さかった。買い物で娘が食べたいものを買う習慣も、少しでも食べて大きくなってほしいという思いからだ。それが小学校高学年になって、急激に背が伸びてモリモリ食べるようになってきた。ブドウがおいしいこの季節。大粒のブドウに目がない娘が1日1房をほぼ独り占めで食べるものだから、食費がおそろしいことになってきた。今更食べるなとも言えないしなぁ。

2015年10月5日月曜日

古代の歴史講演会に参加して

 [記者・羽鎌田]

  「和泉陶邑(すえむら)の成立と展開」という講演会に参加した。5世紀から8世紀にかけ、堺市・大阪狭山市から岸和田市にかけての丘陵の陶邑窯跡群が日本列島最大の生産地であったという。泉北ニュータウンが開発される時に400以上の窯跡が発見され、陶器山周辺や高蔵寺周辺には多くの生産拠点があり、石津川や陶器川を下り、大阪湾から全国に運搬されたという。午後からは「ペルシャの食と文化を学ぼう」という催しで、ペルシャからシルクロードを経て日本に伝わった宝物や文化交流の説明を聞き、古代のロマンを感じた1日だった。 

2015年10月1日木曜日

堺市の小中学校の学力は全国で最低レベル

[記者・高橋]

 全国学力テストで堺市の学力が全国最低水準はショック。秋田県は最下位クラスから8回連続「学力日本一」を達成した。同県は教育委員会などの反対を押し切って前々から市町村別のテスト結果を公表し、それを受けて各学校が学力向上に向けて切磋琢磨してきた。堺市教委は「誤解や憶測に基づき市民等の間に混乱が生じる」として政令市なのに各区別の成績も公表しない。公表することで生じる説明責任や学力向上努力を回避しているのでは、と勘ぐってしまう。