2010年6月18日金曜日

沙羅双樹の花が咲きました


 この花は、何かご存知ですか?平家物語の冒頭文に出てくる「はかなさの象徴」の沙羅双樹(別名夏椿)です。咲いている花だけでなく、散り花も観賞する「めでる会」が、毎年京都の東林院で開かれ、この時期ニュースでも取り上げられています。
 
 しかし、もともと沙羅双樹(二葉柿科)は、インドの高地などに生える高木で、夏椿(椿科)とは全く違うものらしいです。昔、ある僧侶が夏椿を沙羅双樹だと間違って思い込み、そのまま広めたらしいとの説があり、日本では、沙羅双樹=夏椿になったようです。
 
 我が家の夏椿も、毎年、玄関先で真っ白な花を咲かせています。朝はひっぱっても取れない花が、夕方にはほんの少しの風でポトンと落ちてしまいます。不思議ですね。が、風情のない私は、散り花をめでるどころか、「毎日めんどくさい」と思いながら、さっさとほうきで掃いています。 (記者T) 

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