2013年3月4日月曜日

明日、悲別で

[記者・高砂]

 脚本家・倉本聰さんの舞台「明日、悲別(かなしべつ)で」(すばるホールで2月23日)を拝見。廃坑となった架空の炭坑町を原発事故後の福島に重ねた群像劇で、3つの時代を貫く「希望」を探るミステリー仕立てにもなっていた。日本が抱える様々な負の側面を力強い長台詞で突きつけられ、私も坑道の底に眠る希望にすがりたくなって…。あの舞台は何だったのかと今も消化しきれずにいる、白昼夢のような2時間だった。



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