2015年5月27日水曜日

48の瞳

[記者・高砂]

 津々山台の北野博己さんが著書「河内地蔵菩薩二十四霊場を訪ねて」の取材で歩いた50キロ。それは80年以上昔、河内長野市清水の地蔵寺住職・長谷川孝道さんがたどった道でもあった。明治維新の頃に廃寺廃仏の憂き目にあった地蔵24体の健在を、苦労して確認したご住職。ここは鎌倉時代、巡礼者でにぎわっていたという。鎌倉・明治・昭和・平成。24ならぬ48の瞳が見つめてきた南河内の人たちは、どんな願いを託しただろうか。

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